見逃せない2021年注目の邦画10選

見逃せない2021年注目の邦画10選

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見逃せない2021年注目の邦画10選
2021年を迎えたこの時期は、一年間に公開される映画が気になるもの。昨年は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』という特大ヒット作が生まれたが、今年も社会現象を起こす作品が出現するのか? 熱狂的なファンの多い作品や、昨年、コロナの影響で公開されなかった大人気シリーズなど、邦画のトップ注目作を10本選んで紹介しよう。(斉藤博昭)
2021年の年明けにいきなり大ブームの可能性を秘めた作品といえば、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ完結編となる最新作。2012年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から9年、ついにエヴァがスクリーンに戻ってくる。物語は明らかになっていないものの、怒涛の結末に到達するのは確実。公開前には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破、:Q』3作の地上波オンエアなどが展開されるので、幅広い層での盛り上がりが予測される。
 どんな相手も6秒以内に仕留める最強の殺し屋(=ファブル)ながら、言動はどこかユルめ。そんな不思議なキャラクターで大人気となったコミックを映画化した、2019年の前作。岡田准一がスゴ腕の殺し屋らしいアクションと、とぼけた味わいを見事にミックスさせ、ハマリ役となった。この続編では、子供を守るNPOの代表を務めるも、“最狂”の素顔をもつ男から、ワケありの少女を救い出すドラマが展開。前作のキャストに、敵役で堤真一、主人公と因縁のある車椅子の少女に元欅坂46の平手友梨奈らが加わり、前作以上の過激な展開になりそう!
 2017年に放映され、人気となった綾瀬はるかの主演ドラマを映画化。西島秀俊との“最強夫婦”ぶりが注目された。元特殊工作員という過去を隠して新婚生活を送る妻と、実は公安エリートの夫。ドラマは、夫が妻に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了し、映画はその半年後が舞台となる。ここ数年、ハリウッドでもアクションヒロイン映画が急増しているので、邦画でその勢いを加速させる作品になるかも。コミカルな味と、キレのあるアクションの融合で、綾瀬の持ち味がスクリーンで100%発揮される。ポルトガルでのロケなど、ドラマからのスケールアップに注目を。

 2020年は新作が公開されなかったので、このシリーズ第24作をファンは首を長くして待っている。例年どおりゴールデンウィーク時期に満を持して公開。今回の舞台は、世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」が開催される日本。開会式にあわせて開発された時速1,000kmの「真空超電導リニア」や、第20作『純黒の悪夢(ナイトメア)』以来の登場となるFBI捜査官の赤井秀一とその家族の活躍、浜辺美波が声を担当するキーパーソンとなる新キャラなど、ファンを夢中にさせる要素がぎっしり。シリーズ最高となった前作の興行収入(93.7億円)を超えるか?

 2012年の第1作からシリーズ前3作の累計興行収入が125億円以上を記録。揺るぎのない人気を確立した「るろ剣」に、ついに完結の時が訪れる。今回の最終章は2部作で公開されるとあって、2021年、邦画の目玉になりそうだ。東京の中心部が大攻撃に遭い、平和な日常を送っていた緋村剣心とその仲間にも危険がおよぶ。幕末から明治にかけた激動の時代をバックに、かつてない恐るべき敵との戦いが展開。剣心の過去に関係する「十字傷の謎」など、2作にわたる壮大なストーリーとともに、佐藤健の当たり役、最後の勇姿を目に焼き付けたい。

 名脇役=バイプレイヤーたちの活躍を、ユーモアたっぷり、ちょっぴり切なく描き、大杉漣さんの遺作にもなったドラマが、今度はスクリーンへ進出。田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一というおなじみのメンバーに、タイトルにもあるとおり総勢100人ものキャストが集結。“主役級”キャストも加わり、ほぼ全員が本人役なのも異例だ。森の中にある撮影所「バイプレウッド」を舞台に、各局のドラマや映画作品が集まってしまい、大混乱するストーリー。1月8日に新たに始まるドラマ版との連動も気になる。

 誰もが知る人気キャラクター、ゴジラを『シン・ゴジラ』としてアップデートし、大ヒットに導いた庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督で再タッグ。今度はウルトラマンを再生させる。オリジナルの「ウルトラマン」などでキャラクターをはじめとするデザインを手掛けた成田亨が1983年に描いた絵画をモチーフに、時代を現代に移した物語が誕生。ウルトラマンの原点を知る人への期待にも応えつつ、新世代のファンにもアピールする令和の新たなヒーローが降臨する。ウルトラマンになる男を演じるのは斎藤工。長澤まさみ、西島秀俊が共演。オリジナルの「特撮」の魅力がどこまで再現されるか?

 『サマーウォーズ』以来、日本を代表するアニメーション監督となり、前作『未来のミライ』は米アカデミー賞にもノミネート。その細田守監督の新作が、この夏、お目見えする。ストーリーの詳細はまだ明らかになっておらず、手がかりとなるのは1枚のコンセプトアート。そこに描かれているのが、アカウントの登録数50億人以上(つまり、全世界の人口に近い数)というインターネット世界「U」。デジタルの世界を舞台に、細田監督が得意とする家族愛や友情が描かれるのか? いずれにしても革新的アニメが誕生するのは間違いないだろう。

 電子版を含む累計発行部数が700万部という、よしながふみのコミックが、2019年にドラマ化。Twitterの世界トレンドで1位になるなど大ブームになったのも記憶に新しい。弁護士のシロさんと美容師のケンジ。そのカップルの同居生活のドラマを、シロさんの得意料理が彩る、とことん“おいしい”物語。主人公2人への西島秀俊、内野聖陽のハマりっぷりなど、萌えポイントだらけの作品が、映画になってどんなバージョンアップをとげるのか? 山本耕史と磯村勇斗のカップルなど、人気キャラクターが総登場。

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